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じんましんについて

ジンマシンの話

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2024/09/21(Sat)17:29

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妊娠中のじんましんの薬

2008/02/21(Thu)22:31

 

妊娠中のじんましんの薬についてお話します。
妊娠早期の内服、抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤を含む)は注意が必要となります。
妊娠中であれば、抗ヒスタミン剤などの内服は避けるようにしてください。
どうしても内服が必要な場合もありますが、医師と十分相談するようにしてください。比較的安全だろうと言われているお薬は、 マレイン酸クロルフェニラミンです。


■質問 じんましんの薬、妊娠時服用して大丈夫? 
 
私は以前から、じんましんで困っています。初期は食べ物で急性じんましんにかかりました。
その後も年2回はじんましんの症状が出ていたので、皮膚科の薬を飲み回復しました。
しかし3、4年前から慢性的にじんましんが出るようになりました。通院して1、2年間は薬を飲みましたが、完治していません。
妊娠した場合は、薬を続けても大丈夫でしょうか。


■回答
慢性じんましんは、体中の皮膚が虫刺さされのように、腫れて、1カ月以上かゆい症状が続く場合をいいます
慢性じんましんの方の80%が、一般的な検査をしても異常がないとされ、原因がわからないことが多いです。
そのために、数カ月から数年、じんましんは出没を繰り返し、慢性難治性じんましんは治療が難しいのです。

最近、原因不明のじんましんの中に、自己免疫性じんましんという、症状が見つかりました。
これは、血液中に肥満細胞を刺激する自己抗体をもち、じんましんを起こす特殊なタイプがあることが分かりました。

また、頑固なじんましんの背景には、慢性疾患が隠れていることがあります。皮膚科専門医で、じんましん以外の症状がないか診てもらう必要があります。生活環境が変わり、ストレスが引き金になってじんましんが発症することもあります。自律神経のリズムの乱れや、心理的要因が免疫力を低下させ、過敏反応を起こしやすくします。

じんましんの治療は、抗アレルギー剤の内服が主体ですが、種類も様々です。
内服をして、じんましんを抑制できる薬が見つかれば、内服を続けます。1カ月以上症状が現れなかった場合は、薬を徐々に減量していきます。じんましんは、生体の過敏反応の一つなので、数カ月から数年でほとんどの人は、症状が治まります。

妊娠中の人に、100%安全な内服薬は残念ながらありません。
しかし妊娠の時期によって、内服が可能な場合もあります。産婦人科医と皮膚科医によく相談し、治療してください。

慢性じんましんは、一時的な体の反応なので、自分の生活を見直し、規則正しい生活を心がけるようにしてみて下さい。

 

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じんましんと、頭部にできる皮膚疾患

2008/02/20(Wed)21:03

 

コリン性じんましんは、発汗刺激で発症するじんましんなので、頭部にもじんましんができます。

運動、入浴、ストレスによる発汗で起こるじんましんは、かゆみ、皮膚の赤味、わずかな腫れを伴います。
じんましんができやすい人は、体が暖まるだけで背中が急に痛くなり、首から頭に伝わり全身に広がります

じんましんの他に、頭部にできる皮膚疾患は、どのような症状があるのでしょうか。

■頭部にできる皮膚疾患 円形脱毛症

円形脱毛症の発生箇所は、頭部の頭皮部分になります。
この症状は、毛髪が円形に抜け落ちます。軽症なものは10円玉1つ分程度で、2ヶ月程で治癒します。
円形脱毛症はじんましんと違って、痛みやかゆみがないため、自分では気づきにくい症状です。

円形の原因は、甲状腺などのホルモン異常、自律神経不安定、アレルギーなどがあります。
しかし円形脱毛症は、自己免疫疾患が一番の原因とされています。毛乳頭にある毛母細胞をリンパ球が攻撃することで、髪が抜け落ちてしまうのです。攻撃の原因に、現代社会のストレスが関係しているといわれています。

■頭部にできる皮膚疾患はげ(脱毛症)

脱毛症の発生箇所は、髪の毛です。はげも原因によって、種別することができ、老人性脱毛症は、毛根の老化によって、毛が抜け落ちることをいいます。人間が避けることのできない老化現象の一つです。男性型脱毛症(若はげ)は、頭頂部から前頭部にかけて髪の毛が細く、柔らかくなって抜け落ちます。若い男性に多い症状です。
粃糠性脱毛症とは、ふけが原因で毛穴が詰まり脱毛します。病的なものでなければ、洗髪しないのが原因なので、清潔にすることで改善されます。ふけとは、頭の皮膚の角質層が自然にはがれ落ちたものを言います。
ただし、髪の生えぎわが赤くなったり、ふけが急に多くなったりした場合、頭部白癬や乾癬の疑いもあります。
専門医の診察を受けるようにしてください。
洗髪回数は、1日1回、または1日おきが適当です。洗いすぎは逆効果なので、注意してください。

 

 

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じんましんの合併症、血管神経性浮腫とは

2008/02/19(Tue)22:14

 

じんましんの合併症についてお話したいとおもいます。
じんましんの合併症には、血管神経性浮腫が挙げられます。

血管神経性浮腫とは、皮下組織、皮膚の真皮深層、粘膜下組織に生ずるむくみです。
クインケ浮腫とも言われ、じんましんと合併して出現することが多いとされています。

血管神経性浮腫は発生頻度の高い症状で、じんましん患者の半数近くにみられると言われています。年齢は男性、女性の30~40代に多いと言われ、気道に生じた場合、生命に危険を及ぼす呼吸困難になることもあります。

血管神経性浮腫の主な症状は、まぶたや唇などに、直径数センチのむくみがふいに現れます。
数時間から、長くても3日ほどでむくみは消えますが、血管神経性浮腫は再発を繰り返します。

通常はかゆみや痛みなどはなく、表面には張りがあり、押さえても引っ込まず、数は1度に数個程度です。
むくみの出る場所は、胃や喉の粘膜がむくむこともあり一定ではありません。

胃の場合は、腹痛や嘔吐、下痢などを起こすことがあります。
のどの場合は呼吸困難を起こすことがあり危険です。

原因は、なぜ起こるのか、詳しいことはわかっていませんが、血管神経の異常が原因とされています。

治療法は、変調療法といって、自律神経の働きが関与している場合、自律神経を調整する治療を行います。
減感作療法は、アレルギーが関与していると思われる場合に行い、アレルギーの元になっているものに、からだを少しずつ慣らしていく治療法です。

 

 

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